賃貸マンションの管理人

宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・ファイナンシャルプランナー

【引越し】物件を借りる際の手順や費用を抑えるコツ

私は1万室を超える賃貸物件を管理する会社に勤めている不動産好きのサラリーマンです。物件選びに重要なことは、なんといっても業者選びです。良い業者もいれば悪い業者も存在します。

本日は、『悪い業者』に捕まらないようにして欲しいという想いから、賃貸物件を借りる際に費用を抑えるテクニックやコツについて家探しを検討中の皆様にご紹介します。

 

目次)

  • 物件を探す際のコツ
  • 業者選定のコツ
  • 費用を抑えるコツ

 

『業者』・『物件』・『時期』で決まる!

賃貸不動産業界では、閑散期と繁忙期の差が激しく閑散期に家賃を大きく下げ、逆に繁忙期は家賃を上げて募集をする事がほとんどです。また、業者によっては不要なサービスをいろいろとおすすめしてきてぼったくってこようとします。

「大手企業や有名企業なら大丈夫でしょう。」と思っているそこのあなた!

かなり危険です。

実は私の親友も誰も聞いたことがある不動産屋で、ぼったくりにあいそうになっていました。結局、私が間に入り約23万円もの費用を抑える事ができました。今回はその方法をご紹介いたします。

 

早速、見てみましょう!

 

 

【1.物件を探す際のコツ】

自分に合った良い物件を見つけるには条件設定を明確にしておくことです。

具体的には、以下の通りです。

 

住みたいエリアを決める。

会社まで通勤30分以内を目安にすると良いでしょう。

 

必須条件を2つ決める。

『家賃は〇万円以内』や『バス・トイレ別』など。(条件が多すぎると決められなくなりますので2つまでに)

 

条件が固まったら、実際に不動産屋に行って物件を探してもらいましょう!

 

〈注意〉物件を探す際に、インターネットなどで物件を検索し、その物件を掲載している業者に問い合わせをする。という方が多いのではないでしょうか?

しかしその探し方はとても効率が悪く、悪徳業者に引っ掛かりやすいです。

理由は、架空の人気物件をネットに掲載をして、お客様を呼びこみ「その物件は先ほど決まっちゃいましたので他の物件を紹介しますね」などと言って囲い込み、契約させるという方法が蔓延しているからです。 

以下の業者選定のコツを読んで対策しましょう。

 

 

【2.業者選定のコツ】

良い物件に安く住むには、なんといっても業者選びですべてが決まるといっても過言ではありません!以下の内容を読んで良い業者を見極めてください。

 

◆「御社の仲介手数料はいくらでしょうか?」と聞いてみましょう。そこで1ヶ月以上の回答だった場合は即退散。

 

◆見積書をチェック!怪しい項目がないかを不動産に詳しい友人に確認してもらうか、SNSなどで詳しい方に聞いてみると良いでしょう。私のブログにコメントいただいてもかまいません!

 

◆『宅地建物取引士』や『賃貸不動産経営管理士』の資格を取得している人であれば知識もあり信頼できる可能性は上がります。

 

〈注意〉業者の報酬は、仲介手数料のみで原則家賃の0.5か月分(最大1か月分)までと法律で定められております。

悪徳業者は、1ヶ月以上の金額を請求してきたり、名目を変えて請求してくることがありますので注意が必要です。(契約書作成料など素人にはわからないように請求してきます)

 

最後に引越し費用を抑えるコツをご紹介します。

 

 

【3.費用を抑えるコツ】

◆不動産屋に御社が『貸主』の物件はありますか?と聞く。

不動産屋によっては、物件を所有していたり、借り上げている場合があります。その物件を紹介してもらう場合、仲介手数料が発生しませんので、必然的にコストが抑えられます。

また、入居後もその不動産屋が管理をしている場合がほとんどですので、トラブルの時にも間に入ってくれます。

 

◆4~12月中に物件を探す。

賃貸不動産業界の繁忙期は1~3月となっており、この期間は家賃も上がります。逆にこの期間を過ぎると、家賃は下がり始めますので、そのタイミングで探すのがベストです。

4月から住みたい場合でも12月に決めてしまえば、長い目で見たときにトータル得をする事もあります。

 

以上、参考になれば嬉しいです。疑問などあればお気軽にメッセージをいただければお答えいたします。それではまた!

 

【騒音対策】『うるさくて眠れない…』を解消!管理会社が実践しているマンションでの騒音トラブル解決法!!

 

こんにちは! 私は、1万室を超えるお部屋の管理人をしております!

日々、入居者やオーナーの悩みごとを解決しておりそのノウハウを、住環境にお悩みを抱えているあなたの一助になる情報をお届けできればと思っております。

 

今回の内容は「アパートやマンションの騒音問題」です!

「夜中に何か作業している音がうるさくて眠れない」や「上の階の生活音がうるさい」

そんな騒音に悩まされている方に向けた解決方法をお伝えします!

一歩間違えると警察沙汰や悲惨な事件に発展してしまうこともありますので注意が必要です。悩んでいる方は管理会社に以下のような対策をしてもらいましょう!

≪参考文献:マンションの「音のトラブル」を解決する本 井上勝夫≫

 

【結論】 以下の3つです。

1.住戸全体に注意文の掲示と該当する居室への投函

2.騒音主を特定し騒音時に訪問させてもらう

3.引っ越しを検討する

順番に解説していきます。

 

【住戸全体に注意文の掲示と該当する居室への投函】

音がする方向から、「真上の部屋だ」「絶対隣の部屋だ」と決めつけてはいけません。

音の伝わり方には「空気音」と「固体音」があり足音や作業音などは固体音にあたり建物の振動から音が届いています。つまり真上や真隣からでなくても聞こえてしまうということです。

 

まず住戸全体に知らせるために詳しい時間帯と音の種類を掲示に注意を促します。

また怪しいと思われるお部屋については、個別で投函します。

 

注意①:話を盛って伝えない!正確な情報でないと騒音主に自分ではないと逆に思われてしまう可能性があります。

 

 

それでも改善されない場合は、次のステップに進みます。

 

【騒音主を特定し騒音時に訪問させてもらう】

注意文で改善されない場合、騒音主が自分ではないと思っているか自分の行動が騒音になっていると気が付いていない場合がほとんどです。

そこで騒音がした際に直接訪問し今何をしていたかを聞いてほかのお部屋に響いていることを伝えましょう!

 

注意①:冷静に低姿勢で訪問してください。相手は悪意があって音を出しているわけではありません。いきなり怒って訪問すると逆効果になります。

 

注意②:管理会社によっては、ここまで対応してくれない場合があります。その場合はご自身で訪問しなければなりません。できれば男性もしくは2名で訪問する方が良いでしょう。

 

 

【引っ越しを検討する】

ここまでして改善されない場合は、無意識で出しているか悪意がある場合です。

この場合、改善される可能性は著しく低いので素直に引越しを検討しましょう。管理会社によっては、次の引越し先を格安で探してくれたりもしますので一度訪ねてみてください!

 

以上、管理会社が実践している騒音トラブルについて解説しました。

 

最後に、騒音は一度気になりだすと小さい音でも気になってしまいます。また音に敏感な方は、常識の範囲内の音でも気になってしまう場合があります。その場合は素直に引越しを検討しましょう。騒音に強いマンション・アパートについても今後紹介したいと思います。